篦棒(読み)ベラボウ

デジタル大辞泉 「篦棒」の意味・読み・例文・類語

べら‐ぼう〔‐バウ〕

[名・形動]
程度がひどいこと。はなはだしいこと。また、そのさま。「今日はべらぼうに寒い」「べらぼうな値上がり」
普通では考えられないようなばかげていること。また、そのさま。「そんなべらぼう要求はのめない」
人をののしっていう語。たわけ。ばか。「何をぬかすか、このべらぼうが」
[補説]語源は、寛文(1661~1673)末年ごろ、見世物評判になった、全身真っ黒で頭はとがり、目は赤く丸く、あごが猿のような奇人便乱坊べらんぼう」「可坊べくぼう」からという。「篦棒」は当て字
[類語](1)(2ものすごいむちゃくちゃすさまじい強度余り度外れけた外れけた違い極度異常法外途方もない途轍とてつもないめためた大変大層並み外れ格段著しい甚だしいすごい計り知れない恐ろしいひどいえらいこの上ない筆舌ひつぜつに尽くしがたい言語げんごに絶する言語ごんごに絶する並並ならぬ極めて至って甚だごく至極しごく滅法めっぽうすこぶるいともとても大いに実にまことに一方ひとかたならずさんざっぱらさんざんさんざこってりめちゃくちゃめちゃめっちゃ底抜け恐るべきこよなく殊の外ひときわ特段とんでもない類がない比類ない無上よっぽど度が過ぎる行き過ぎどえらい飛び切り段違い圧倒的かけ離れる/(3馬鹿阿呆あほう魯鈍ろどん愚鈍無知蒙昧もうまい愚昧ぐまい愚蒙ぐもう暗愚頑愚愚か薄のろ盆暗ぼんくらまぬけとんまたわけ馬鹿者馬鹿野郎馬鹿たれ与太郎抜け作おたんこなすおたんちんあんぽんたん

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