御蔵山(読み)みくらやま

日本歴史地名大系 「御蔵山」の解説

御蔵山
みくらやま

歌枕。「みくらやま」とよむ。現在御蔵おくら(八七・六メートル)があるが、「栄花物語」に、「この山の頂を平げさせ給て、高き石をば削り、短き所をば埋めさせ給ひなどして」道長が浄妙寺を建てたという、「この山」が御蔵みくら山といわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報