宇治市(読み)うじ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

宇治〔市〕
うじ

京都府南部,京都市の南東に接する市。 1951年宇治,東宇治の2町と槇島 (まきしま) ,小倉,大久保の3村が合体して市制。京都盆地中部の低地,台地と東方の山地とにまたがる。中心市街地の宇治宇治川の谷口集落。平安時代には貴族の別荘地。中世以降は宇治茶の産地として発展し,現在も碾茶 (ひきちゃ) ,玉露などの高級茶の生産地,集散地。化学,車両,電機などの近代工業も発達し,宅地化も進んでいる。平等院は鳳凰堂,木造阿弥陀如来坐像などが国宝に指定されているほか,庭園は史跡および名勝として名高い。また,日本最古の神社建築である本殿と檜皮 (ひわだ) ぶきの拝殿がともに国宝の宇治上神社がある。また,宇治神社の本殿と菟道稚郎子 (うじのわきいらっこ) 坐像,三室戸寺の木造釈迦如来立像,放生院の木造地蔵菩薩立像,地蔵院の銅像阿 閦 (あしゅ) 如来立像,板彫両界曼茶羅,黄檗山万福寺の大雄宝殿,法堂,三門など,重要文化財を所蔵する名刹が多い。隼上り瓦窯跡 (史跡) のほか宇治川ラインの景勝地があり,観光地としても有名。宇治川一帯は琵琶湖国定公園に属する。 JR奈良線,京滋バイパスが通じ,京阪電気鉄道宇治線の起点。面積 67.54km2。人口 18万4678(2015)。

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