御薬苑(読み)ごやくえん

精選版 日本国語大辞典 「御薬苑」の意味・読み・例文・類語

ご‐やくえん‥ヤクヱン【御薬苑・御薬園】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ご」は接頭語 ) 朝廷御用の薬草園。寛永年間(一六二四‐四四)、南北二か所の薬園が設けられた。現在の京都市北区鷹ケ峰藤林町あたり。
    1. [初出の実例]「紫野の辺(ほと)り、御薬苑(ごヤクエン)竹垣もとにして」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android