デジタル大辞泉 「御蚕」の意味・読み・例文・類語 お‐かいこ〔‐かひこ〕【▽御蚕】 1 蚕を親しみをこめて丁寧にいう語。2 絹織物。また、絹の着物。「この乞食こじきは―を着てゐる」〈浄・博多小女郎〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「御蚕」の意味・読み・例文・類語 お‐かいこ‥かひこ【御蚕】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 )① 「かいこ(蚕)」を丁寧にいう語。おこさま。《 季語・春 》② ( 蚕の糸で織るところから ) 絹織物。絹の着物。[初出の実例]「ハア此のこじきはおかひこを着てゐると」(出典:浄瑠璃・博多小女郎波枕(1718)上) お‐こ【御蚕】 〘 名詞 〙 ( 「お」は接頭語 ) 「かいこ(蚕)」の異名。[初出の実例]「蚕(ヲコ)の羽音に代官の慾」(出典:雑俳・不断佐久良(1767)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例