精選版 日本国語大辞典 「御通夜」の意味・読み・例文・類語 お‐つや【御通夜】 〘名〙 (「お」は接頭語)① 社寺にこもって夜どおし祈願すること。おこもり。※御伽草子・文正草子(室町末)「まづ鹿島の大明神へ参り給ひて、御つや申させ給ひ、『願はくは、文正が娘にひきあはせ給へ』と、よもすがら祈念申させ給ひて」② 死者を墓場に送り出すまでの間、家族、縁者などが、夜どおし棺のそばで過ごすこと。夜伽(よとぎ)。※雑俳・軽口頓作(1709)「もたれたがる・ひっとりひとりお通夜の衆」③ 遊郭などで遊興することをいう、僧侶の間などでの隠語。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報