御阿礼の宣旨(読み)みあれのせじ

精選版 日本国語大辞典 「御阿礼の宣旨」の意味・読み・例文・類語

みあれ【御阿礼】 の 宣旨(せじ・せんじ)

[一] (「せじ」は「せんじ」の撥音「ん」の無表記) 賀茂の祭の時、斎院任命の宣旨を、賀茂の斎宮(いつきのみや)もとに伝える役の女官
※公任集(1044頃)「花山院おりゐ給ひての年の仏名にけづりばなにさしてみあれのせしのもとへ聞えたりける」
[二] 平安中期の女流歌人。源相職の女。花山院時代の人。家集「御形宣旨集」。生没年未詳。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「御阿礼の宣旨」の意味・読み・例文・類語

みあれ‐の‐せんじ【×礼の宣旨】

賀茂の祭についての宣旨を賀茂の斎院に伝達する使いの女官。みあれのせじ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android