御難の餅(読み)ゴナンノモチ

デジタル大辞泉 「御難の餅」の意味・読み・例文・類語

ごなん‐の‐もち【御難の餅】

日蓮宗で、9月12日日蓮の像に供える餅。日蓮が文永8年(1271)9月12日相模国のたつの口刑場へ引かれていく途中老婆が餅を供した故事によるという。 秋》

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精選版 日本国語大辞典 「御難の餅」の意味・読み・例文・類語

ごなん【御難】 の 餠(もち)

  1. ( 文永八年(一二七一)九月一二日、相模国龍の口で処刑されそうになった日蓮に、刑場への途次、老婆が餠をさし出したという故事から ) 日蓮宗で、九月一二日に日蓮上人の像に供える餠。御難牡丹餠。御難餠。《 季語・秋 》 〔俳諧・誹諧通俗志(1716)〕

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