御髪上げ(読み)ミグシアゲ

デジタル大辞泉 「御髪上げ」の意味・読み・例文・類語

みぐし‐あげ【髪上げ】

貴人の髪を結うこと。また、そのことに奉仕する人。
平安時代宮中12月の下のうまの日に、天皇東宮などの一年中の髪のくずを主殿寮とのもりょうで焼いた儀式
成人した女子が髪を初めて結うこと。また、その儀式。

おぐし‐あげ【髪上げ】

貴人の頭髪を結うこと。また、その役の人。おかんあげ。みぐしあげ。
「お腰元の笛竹―のひな鶴」〈浄・女護島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 りょう 主殿寮

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android