主殿寮(読み)とのもりょう

デジタル大辞泉の解説

しゅでん‐りょう〔‐レウ〕【主殿寮】

とのもりょう(主殿寮)1
明治時代、宮内省の一局で、宮殿監守・警備のに当たった役所。

とのもり‐の‐つかさ【主殿寮/主殿司】

(主殿寮)「とのもりょう1」に同じ。
(主殿司)「とのもりづかさ1」に同じ。

とのも‐りょう〔‐レウ〕【主殿寮】

律令制で、宮内省に属し、宮中清掃、灯燭(とうしょく)・薪炭など火に関すること、行幸時の乗り物、調度の帷帳などのことをつかさどった役所。とのもりのつかさ。とのもづかさ。とのもりりょう。しゅでんりょう。
しゅでんりょう(主殿寮)2

とのも‐の‐つかさ【主殿寮】

とのもりょう1

とのもり‐りょう〔‐レウ〕【主殿寮】

とのもりょう

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

主殿寮【とのもりょう】

宮内省所属の令制官司。和訓は〈とのもりのつかさ〉。職掌は天皇の行幸(ぎょうこう)・湯殿の供奉乗物などの管理,宮内の灯火・薪炭の調達,内裏の庭の掃除など。職員は頭(かみ)・助(すけ)・允(じょう)・大属(だいさかん)・少属各1人ほか。808年官奴(かんぬ)司,896年主油(しゅゆ)司を併合。鎌倉時代以降小槻(おづき)氏が頭を相伝。→大宝律令養老律令

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

とのもりょう【主殿寮】

令制の宮内省所属の官司。職員は頭(長官),助(次官),允(判官),大属・少属(主典)各1人,殿部(とのもり)(伴部)40人等。天皇の行幸の際の乗物(輿(こし))や蓋(きぬがさ)等の管理と奉(ぐぶ),殿上の帷帳(とばり)の設営,天皇の湯殿への供奉,殿庭(内裏などの庭)の掃除,宮内の灯(油火)・燭(蠟火)・(庭火)の管理・設営,薪炭の調達をつかさどる。令制前から天皇の居所や行幸に供奉していた畿内の中小豪族を殿部として,唐の殿中省尚舎局,尚輦局などに模して組織化した官司で,掃部司(かにもりのつかさ),内掃部司,主水司(もいとりのつかさ)や後宮殿司,掃司や春宮坊の主殿署と近接した職掌をもつ。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

精選版 日本国語大辞典の解説

とのもり‐りょう ‥レウ【主殿寮】

〘名〙 令制で宮内省に属し、輿・輦(たごし)などの行幸用具や宮中調度の帷帳に関すること、灯燭・薪炭・湯沐など火に関すること、および殿庭の清掃のことをつかさどった官司。頭・助・允・大少属の事務官と、実務にあたる殿部四〇人などの職員がいた。とのもりのつかさ。とのもりづかさ。とのもづかさ。とのものつかさ。とのもり。とのも。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

とのも‐りょう ‥レウ【主殿寮】

〘名〙
② 明治一九年(一八八六)二月、宮内省に置かれた一部局。宮殿の清掃・舗設・器具のことおよび宮門の管鑰(かんやく)・防火警戒のことをつかさどる。京都出張所は、京都御所などの管理にあたった。大正一〇年(一九二一)内匠寮に合併されたが、昭和二〇年(一九四五)再置、同二四年宮内庁管理部となった。

しゅでん‐りょう ‥レウ【主殿寮】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の主殿寮の言及

【主殿寮】より

…令制前から天皇の居所や行幸に供奉していた畿内の中小豪族を殿部として,唐の殿中省尚舎局,尚輦局などに模して組織化した官司で,掃部司(かにもりのつかさ),内掃部司,主水司(もいとりのつかさ)や後宮の殿司,掃司や春宮坊の主殿署と近接した職掌をもつ。殿部の負名氏(なおいのうじ)は日置(ひおき∥へき),子部(こべ),車持(くるまもち),笠取(かさとり),鴨(かも)の5氏で,負名氏出身の主殿寮官人もいた。9世紀後半には負名氏以外からも殿部に任用されるようになった。…

※「主殿寮」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報