御鳥喰神事(読み)おとぐいしんじ

精選版 日本国語大辞典の解説

おとぐい‐の‐しんじ おとぐひ‥【御鳥喰神事】

〘名〙 (多くは)に神供をそなえ、ついばむ様子によって神意をうかがう神事。山口県大島郡周防大島町の志度石神社では、もと陰暦一月一一日から一四日までの神事。岩国市師木野では陰暦九月一三日、東北地方では正月一一日の鍬初めの日に、家々の正月行事として同様のことが行なわれる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の御鳥喰神事の言及

【カラス(烏∥鴉)】より

…記紀では八咫烏(やたがらす)を天照大神の使者としているが,現在でもカラスを山の神や祖霊の使わしめと考えたり,ミサキ,ミサキ神などと称して神使としたりする神社は多い。名古屋の熱田神宮,近江の多賀大社,安芸の厳島神社などもカラスと関係が深く,カラスに神饌(しんせん)を供して年占をする烏祭,御鳥喰神事(おとぐいしんじ)が行われる。ふだんの日にはカラスを害鳥として憎みきらう農家でも,正月の鍬入れ,鋤初めの日には,烏勧請(からすかんじよう)などといって積極的にこの鳥を招き,投げた餅を食べるか否かで収穫の豊凶を占ったり,田の3ヵ所に置いた食物のいずれをついばむかによって,その年に早・中・晩稲のどれをまくかを決めたりするなど,カラスに神意をうかがった。…

※「御鳥喰神事」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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