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志度石神社(読み)しどいしじんじや

日本歴史地名大系 「志度石神社」の解説

志度石神社
しどいしじんじや

[現在地名]大島町大字東屋代 神領

文珠もんじゆ山南西麓の神領じんりようの地に鎮座祭神は国常立命・大多満流別命・豊御食炊屋姫命。旧郷社。

古くは北辰妙見宮ほくしんみようけんぐうと称した(注進案)。志渡石鎮座妙見宮縁起によると推古天皇三年に大星が志渡石しどいしの峰に降臨、属星八十八神も現れ、北辰妙見尊を信仰して大島を開闢せよとの神託があり社殿建立、大島郡総鎮守として祀ったのに始まると伝える。嘉禄二年(一二二六)六月の周防屋代荘領家定文案(櫛辺文書)の「仏神馬上免事」のうちに「妙見神領建久元年検注取帳定」とあるが、変遷は不詳。

「注進案」によれば、妙見宮には一の鳥居・二の鳥居・三の鳥居があり、正月七日、一一日、一三日にそれぞれ鎮座神事が行われた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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