ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「復讐者の悲劇」の意味・わかりやすい解説
復讐者の悲劇
ふくしゅうしゃのひげき
The Revenger's Tragedy
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…さらに殺人と亡霊の出現がそれに加わって典型的なセネカ風復讐劇を予想させるが,最後は悪党がみずからの振り上げた斧でみずからの頭を割るという神による復讐の形で終わっている。安直なモラル,生硬で誇張に富んだ文体,人為的な筋立てと生気に乏しい人物像などの欠点にもかかわらず,この作品に,最近まで彼の作とみなされてきた《復讐者の悲劇》(1606ごろ。T.ミドルトン作)に共通する生への否定的精神の表出を見取り,この劇をジェームズ朝悲劇の一つの代表作とする向きもある。…
…また,解剖学者ベサリウスの《人体の構造》にある,机上のどくろに触れて黙想する骸骨の絵は,シェークスピアに影響を与えて,ハムレットがどくろを手にして独白する場面の基になったとされる。さらに,《ハムレット》と同じころのS.ターナーの戯曲《復讐者の悲劇》は毒殺された恋人のどくろを使って犯人の公爵に復讐する物語で,死の象徴としてのどくろが主役である。そして,墓の彫刻や教会の絵画にどくろや骸骨を示すことをキリスト教が公認していたために,ルネサンス以後もどくろは死と人間の運命の象徴としてしだいに確立し,現代に至っている。…
※「復讐者の悲劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新