徳俵(読み)トクダワラ

デジタル大辞泉 「徳俵」の意味・読み・例文・類語

とく‐だわら〔‐だはら〕【徳俵】

相撲の土俵で、東西南北中央切れ目を作り、円の外側一俵ずつ、ずらして置いてある俵。

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精選版 日本国語大辞典 「徳俵」の意味・読み・例文・類語

とく‐だわら‥だはら【徳俵】

  1. 〘 名詞 〙 相撲の土俵場の東西南北の中央に、俵の幅だけずらしておいてある俵。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「徳俵」の意味・わかりやすい解説

徳俵
とくだわら

土俵上,20俵のうち,東西南北の中央に埋めてある俵のこと。普通の俵より俵の分だけ外側にずらしてある。ほかの俵だと踏み切って負けになるときでも,ここなら残ることがあるので「徳俵」の名が生まれた。かつて野天相撲の頃,雨水を流し出すために取りはずしてあった俵の名残りだという。

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とっさの日本語便利帳 「徳俵」の解説

徳俵

土俵は二〇俵から成り、そのうち東西南北で一俵ずつ外側にずらして埋められている。ここで足が残るために、こう呼ばれる。本来、野外相撲時代の雨水の吐き出し口だった。

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