日本歴史地名大系 「徳増寺」の解説 徳増寺とくぞうじ 青森県:弘前市弘前城下新寺町徳増寺[現在地名]弘前市新寺町新寺(しんてら)町寺院街にあり、貞昌(ていしよう)寺もと境内北側、西福(さいふく)寺の西に位置。縁亀山と号し、浄土宗。本尊は阿弥陀如来。もと貞昌寺塔頭。正徳元年(一七一一)の寺社領分限帳(市立弘前図書館蔵)によれば、天正年間(一五七三―九二)三世寺(さんぜじ)村に創立されたとあり、開山・開基は不詳。蓮門精舎旧詞(続浄土宗全書)によれば、開山は安蓮社良隠意源とあるが、「新撰陸奥国誌」は承応二年(一六五三)貞昌寺六代無用の開基とし、中興に南部出身の天悦をあてる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by