日本大百科全書(ニッポニカ) 「徳川理財会要」の意味・わかりやすい解説 徳川理財会要とくがわりざいかいよう 江戸時代財政の沿革書。1878年(明治11)大蔵卿(きょう)大隈重信(おおくましげのぶ)が大蔵省記録局に理財会要取調掛を置き、官庁、府県、華族、民間の旧記古文書を借り上げ、財政経済に関する事項を抄録類纂(るいさん)し「旧幕府理財会要原書」と題し(1922年『日本財政経済史料』として刊行)、その修訳本を1883年脱稿、1917年(大正6)滝本誠一により『日本経済叢書(そうしょ)』巻35、36に収録。30年(昭和5)『日本経済大典』53、54巻にも再録された。[大野瑞男] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例