最新 地学事典 「徳興鉱山」の解説
ドーシンこうざん
徳興[徳兴]鉱山
Dexing mine
中国江西省徳興県徳興にある斑岩銅鉱床。震旦系の千枚岩・凝灰岩互層(14億年前)とこれを貫く花崗閃緑斑岩(170~160Ma)からなり,NW-SE方向に配列する朱砂紅(Zhushahong)・銅厰(Tongchang)・富家塢(Fujiawu)の3鉱体がある。銅厰鉱床は広さ1.6km×1.5km, 深さ1kmまで確認。鉱石鉱物は黄鉄鉱・黄銅鉱・輝水鉛鉱。母岩変質はカリ長石/石英-セリサイト/緑泥石-イライト。唐時代から小規模に採掘。1955~60年に斑岩型鉱床と確認,中国屈指の銅供給地となった。総鉱量は約10億t(品位Cu0.425%,Mo0.035%)。二次富化帯を欠く。
執筆者:神谷 雅晴
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

