心を知る(読み)こころをしる

精選版 日本国語大辞典 「心を知る」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 を 知(し)

  1. 相手気持を推しはかる。気心がわかる。
    1. [初出の実例]「処女らが 心乎胡粉(こころヲしらに) そを知らむ よしの無ければ」(出典万葉集(8C後)一三・三二五五)
    2. 「舡人(ふなびと)の丈五丈六といふものは、心しりたる友なれば」(出典:読本椿説弓張月(1807‐11)前)
  2. 物の道理を知る。事情がわかる。
    1. [初出の実例]「なほかなしきにたへずして、ひそかにこころしれるひとといへりけるうた」(出典:土左日記(935頃)承平五年二月一六日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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