心上(読み)しんじょう

精選版 日本国語大辞典 「心上」の意味・読み・例文・類語

しん‐じょう‥ジャウ【心上】

  1. 〘 名詞 〙 こころのあたり。心臓にあたるところ。胸部。また、こころ。むね。
    1. [初出の実例]「先月輪安心上、輪上布五字」(出典:秘蔵記(835頃か))
    2. 「心上心外に伝授し稟受するなり」(出典:正法眼蔵(1231‐53)仏道)

こころ‐あがり【心上】

  1. 〘 名詞 〙 気位が高いこと。思い上がり。
    1. [初出の実例]「おもだかは、名のをかしきなり。心あがりしたらんと思ふに」(出典:枕草子(10C終)六六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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