デジタル大辞泉
「心地違う」の意味・読み・例文・類語
心地違・う
1 いつもと違って気分がすぐれない。病気になる。
「―・ひ頭痛けれども」〈今昔・一六・三二〉
2 いつものような落ち着きをなくす。慌てふためく。
「心地も違ひて、いかなる事ぞ、誰がのたまふぞ、と言へば」〈落窪・二〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ここち【心地】 違(たが)う
- ① 心地が平常と異なる。気分が悪くなる。病気になる。
- [初出の実例]「貝にもあらずと見給ひけるに、御心ちもたがひて、からびつのふたの入れられ給ふべくもあらず」(出典:竹取物語(9C末‐10C初))
- ② 気持が乱れる。度を失う。
- [初出の実例]「少納言浅ましくなりて、扇さしかくしたりつるもうちおきて、ゐざりいづる心持もたがひて」(出典:落窪物語(10C後)二)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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