心房細動・粗動(読み)しんぼうさいどう・そどう(その他表記)atrial fibrillation and flutter

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「心房細動・粗動」の意味・わかりやすい解説

心房細動・粗動
しんぼうさいどう・そどう
atrial fibrillation and flutter

心臓拍動の異常の一つ。心電図上,心房が1分間に 300~600回興奮するのに,心室がそれより少く (だいたい 60~160) 不規則に興奮し,特有な心房波 (f波) を描くものを心房細動といい,これより程度がやや軽く,心房の興奮が1分間に 200~500ぐらいで,鋸歯状波 (F波) を描くものを心房粗動と呼ぶ。これは突発的に起ることもあるが,心臓弁膜症やバセドー病患者によく現れる。健康な人でも過労飲酒喫煙のときによくみられる。細動や粗動の除去剤としては,キニジン,プロカインアミド,ジギタリス剤などがある。

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