心腹の病(読み)シンプクノヤマイ

デジタル大辞泉 「心腹の病」の意味・読み・例文・類語

心腹しんぷくやまい

《「春秋左氏伝」哀公一一年から》胸や腹の治しにくい病気。除きにくい敵のたとえ。

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精選版 日本国語大辞典 「心腹の病」の意味・読み・例文・類語

しんぷく【心腹】 の 病(やまい)

  1. ( 「春秋左伝‐哀公一一年」の「越在我、心腹之疾也」による。心腹にある病気は治しにくいところから ) 除くことの困難な敵をたとえていう。
    1. [初出の実例]「かかれば城山(ぐすくやま)の敵は、心腹(シンフク)の病(ヤマヒ)にあらず」(出典読本椿説弓張月(1807‐11)残)
    2. [その他の文献]〔史記‐范雎伝〕

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