しのび【忍】 の 者(もの)
- ひそかに忍びこみ、敵方(てきがた)の様子をさぐる者。伊賀国(三重県)および近江国(滋賀県)甲賀の地から多く出たので、それぞれ、伊賀者、甲賀者とよばれた。忍者(にんじゃ)。間者(かんじゃ)。間諜(かんちょう)。まわしもの。しのびおとこ。しのびびと。しのび。
忍の者〈和漢三才図会〉
- [初出の実例]「しのびの者にむかひ、何としたる事なるぞ〈略〉しのびの者、只今火の手可レ揚と申に」(出典:浅井三代記(1689)一〇)
忍の者の補助注記
「忍者」の表記を音読した「にんじゃ(忍者)」という言い方が一般化したのは現代になってからである。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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