敵方(読み)テキガタ

デジタル大辞泉 「敵方」の意味・読み・例文・類語

てき‐がた【敵方】

敵になるほう。敵側。てきほう。「敵方に寝返る」
中世訴訟相手方敵人てきにん
[類語]相手かたきライバル好敵手仇敵難敵宿敵敵手怨敵大敵強敵天敵外敵政敵論敵・競争相手・対戦相手・碁敵ごがたき商売敵獅子身中の虫

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精選版 日本国語大辞典 「敵方」の意味・読み・例文・類語

てき‐がた【敵方】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 敵の方。また、敵側の人々。敵。てきほう。
    1. [初出の実例]「敵方の者が一軍ひきつれて降参し」(出典:漢書列伝綿景抄(1467頃)荊燕呉僧第五)
  3. 鎌倉室町時代、訴訟の相手方の称。敵人
    1. [初出の実例]「敵方」(出典:東寺百合文書‐テ一之六・応安四年(1371)八月日仁和寺雑掌法橋申状)

てき‐ほう‥ハウ【敵方】

  1. 〘 名詞 〙 敵のほう。また、敵側の人々。てきがた。
    1. [初出の実例]「程嬰はてきはうに出でん事を急ぎ給へ」(出典:曾我物語(南北朝頃)一)

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