忍び手(読み)シノビデ

デジタル大辞泉 「忍び手」の意味・読み・例文・類語

しのび‐で【忍び手/短手】

《「しのびて」とも》音の出ないように打つ柏手かしわで神式葬祭で行う。

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精選版 日本国語大辞典 「忍び手」の意味・読み・例文・類語

しのび‐て【短手・忍手】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「しのびで」とも ) 神拝作法柏手(かしわで)の打ち方の一つ。しのびやかに手を打ち合わせるところからいう。右手親指を除いた四本の指で左の掌(てのひら)を打つ作法で、主として神葬祭に行なうほか伊勢神宮の祭式にも行なわれる。これに対して、左右の四指を打ち合わせる打ち方を八開手(やひらで)という。
    1. [初出の実例]「二月例〈略〉即玉串進畢。四段拝奉。短手二段拍。一段拝」(出典皇太神宮儀式帳(804))

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