柏手(読み)カシワデ

  • ×柏手/▽拍手
  • かしわで〔かしは〕

百科事典マイペディアの解説

拍手または開手(ひらで)ともいう。神前での神拝作法。古くは朝廷儀式賜物(たまいもの),捧物(ほうもつ)の場合や民間飲食に際して行ったという。二,四,八の各柏手があり,八度打つのは八開手(やひらで)と称す。ほかに短柏手(しぬで)という小さく短く打つものもある。

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とっさの日本語便利帳の解説

神前で拝礼の際に両方の手の平を打ち合わせて音を立てること。儀礼的な動作として手を打つ「拍手」が「柏手」とも表記され、これを訓読したことで成立した。また、宮中で調理を司る人のことを「膳夫(かしはで)」と呼んだことと関係すると考えることもできる。

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世界大百科事典 第2版の解説

神を拝むとき,両掌を打ち合わせて音をたてる作法。単に拍手(はくしゆ)あるいは開手(ひらで)ともいう。拍手は元来歓喜,感動などの表示とされるが,度数や形式を定めて行うのは世界にも類例のない神拝作法であるという。一般の神社式では2度打つのが普通であるが,伊勢神宮のように八開手(やひらで)と称して8度打つ場合もある。古くは朝儀にもこれを行い,賜物,捧物(ほうもつ)などの場合や飲食をとるにあたってもこれを行った。

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世界大百科事典内の柏手の言及

【拍手】より

…折口信夫によると,平安期の大饗(おおあえ)と名付けられた饗宴には正客が正席につくと,列座の衆が拍手するのが本式で,宴(うたげ)とは〈うちあげ(拍ち上げ)〉で礼拝を意味したが,時代を経るにしたがって饗宴全体をあらわし,ついには酒宴をさすようになり,これが饗宴の主要部を構成すると考えられるようになったという。柏手(かしわで)手打【藤井 正雄】。…

※「柏手」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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