忍坂遺跡(読み)おっさかいせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「忍坂遺跡」の意味・わかりやすい解説

忍坂遺跡
おっさかいせき

奈良県桜井市忍坂,栗原川の東岸段丘上に存在する古墳時代遺跡群。橿原考古学研究所と桜井市教育委員会の共同調査で掘立柱建物1,柵 (さく) 列1を検出。建物は東西に長い 4.6m× 5.5mの規模で,柵列は 12m分検出され,不等間隔の柱列より成る。調査面積が少なく全容は不明であるが,5世紀後半~6世紀前半ころの豪族居館址と考えられる。なお藤原京東方官衙 (かんが) 遺跡下層より6世紀ころの類似した遺構が出土しており,豪族居館もしくは屯倉 (みやけ) 等の公的施設かと推定されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む