忘年の交わり(読み)ぼうねんのまじわり

故事成語を知る辞典 「忘年の交わり」の解説

忘年の交わり

年齢の差に関係なく、親しく付き合うこと。

[由来] 「南史そん伝」に見えるエピソードから。五~六世紀、南北朝時代中国でのこと。南朝りょう文人、何遜は、八歳で立派な詩を作り、二〇歳で高級官僚として推薦されるほどの早熟でした。その文章を見た、当時の文壇大御所はんうんは、何遜の才能を絶賛して、おそらく二〇歳近く年が離れていましたが、「忘年の交わり(年の差を忘れた親交)」を結んだということです。

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