忘年(読み)ボウネン

デジタル大辞泉 「忘年」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ねん〔バウ‐〕【忘年】

年末に、その1年にあった苦労を忘れること。年忘れ。 冬》
相手との年齢の違いを忘れること。「忘年の交わり」

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精選版 日本国語大辞典 「忘年」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐ねんバウ‥【忘年】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自分の老いを忘れるほど面白く思うこと。〔元結‐燓上漫作詩〕
  3. 年齢の差を気にとめないこと。長幼を論じないこと。
    1. [初出の実例]「交許忘年、慙慰虚白之恨」(出典:詩序集(1133頃)月作詩家燈詩序〈大江佐国〉)
    2. 「舞津の老農が忘年の一知己あり」(出典:俳諧・鶉衣(1727‐79)後)
  4. その年の苦労を忘れること。としわすれ。
    1. [初出の実例]「忘年書懐 素堂亭 節季候 節季候を雀のわらふ出立かな〈芭蕉〉」(出典:俳諧・深川(1693))
    2. 「三六五日毎にけろりと忘年してしまう国民には」(出典:第4ブラリひょうたん(1954)〈高田保〉忘年・迎年)

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普及版 字通 「忘年」の読み・字形・画数・意味

【忘年】ぼう(ばう)ねん

年齢にかかわらぬ。宋・軾〔真州に至り、再び(王勝之に)和す、二首、一〕詩 老手、王詰(まきつ)(維) 窮、孟然 詩を論じては曾(かつ)て(宿)直に(ともな)ひ を話して已に年を

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デジタル大辞泉プラス 「忘年」の解説

忘年

成田千空の句集。2000年刊行(花神社)。2001年、第16回詩歌文学館賞(俳句部門)受賞

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