わすれ‐がい ‥がひ【忘貝】
〘名〙
①
二枚貝の、離れた
一片。また、それに似ているところから一枚貝の殻。拾えば恋しい思いを忘れることができると考えられていた。こいわすれがい。
※
万葉(8C後)一五・三六二九「秋さらばわが船泊てむ和須礼我比
(ワスレガヒ)寄せ来ておけれ沖つ白波」
② マルスダレガイ科の二枚貝。鹿島灘以南に分布し、
浅海の砂底にすむ。殻長約七センチメートル。殻は扁平でやや丸く、厚くて堅い。
色彩は変化に富むが
表面は
淡紫色の地に美しい紫色の放射彩や輪脈模様のあるものが多い。
食用にする。殻は
細工物に利用される。
ささらがい。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「忘貝」の意味・読み・例文・類語
わすれ‐がい〔‐がひ〕【忘貝】
マルスダレガイ科の二枚貝。浅海の砂泥底にすむ。貝殻は円形で膨らみは弱く、殻長6センチくらい。殻表は滑らかで薄紫色。食用。ささらがい。こいわすれがい。
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忘貝 (ワスレガイ)
学名:Cyclosunetta menstrualis
動物。マルスダレガイ科の二枚貝
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報