応唱(読み)オウショウ

精選版 日本国語大辞典 「応唱」の意味・読み・例文・類語

おう‐しょう‥シャウ【応唱】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 教会での礼拝ミサの際、司祭または朗読者の朗詠に応じて合唱隊や会衆が歌うこと。
  3. 相手の歌に対して、歌で応じること。
    1. [初出の実例]「娘忽ち口絃を挟み、沈々々。即ち応唱して曰く、融けて悦ぶ胸之中」(出典:東京新繁昌記(1874‐76)〈服部誠一〉三)

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世界大百科事典(旧版)内の応唱の言及

【合唱】より

…広義には集団による歌唱の形をいうが,狭義にはいくつかの声部に分かれて歌う形,とくにその各声部が複数の歌い手で歌われる形をさす。単一声部を複数の歌い手で歌う形態を斉唱(ユニゾン),各声部をそれぞれ1人で歌う形態を重唱,また独唱と合唱が掛合いをする形態を応唱,二つあるいはそれ以上のグループが互いに掛合いをする形態を交唱または複合唱という。一般に児童合唱,男声合唱,女声合唱,混成合唱があり,声部は2からあるが,ソプラノ,アルト,テノール,バスからなる混成4部が標準とされる。…

※「応唱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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