忿懣(読み)ふんまん

精選版 日本国語大辞典 「忿懣」の意味・読み・例文・類語

ふん‐まん【忿懣・憤懣】

  1. 〘 名詞 〙 いきどおりもだえること。腹が立っていらいらすること。心中にわだかまる怒り。ふんもん。
    1. [初出の実例]「唯写憤懣之逸気、誰望他家之披覧」(出典:三教指帰(797頃)序)
    2. [その他の文献]〔漢書‐司馬遷伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「忿懣」の読み・字形・画数・意味

【忿懣】ふんまん

怒りもだえる。斉・謝〔酬徳の賦〕を披きてを信(の)べんことを思ひ、忿懣を胸臆に散ぜん。嗟(ああ)民生の知用、知は知己より深きは(な)し。

字通「忿」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android