思い川遺跡(読み)おもいがわいせき

日本歴史地名大系 「思い川遺跡」の解説

思い川遺跡
おもいがわいせき

[現在地名]上山市高松 向里

川扇状地扇端部に位置し、標高約一八五メートル。昭和五五年(一九八〇)の発掘調査の結果、縄文時代中期と平安時代の二時期に形成された集落跡であることが確認された。両時期の重複地区は認められない。縄文時代遺構は竪穴住居二〇棟・土壙二四基などがある。竪穴住居跡の平面企画は不整円形が七棟、半円形が一棟、不整楕円形が六棟、その他不明が六棟ある。最大のものは六・一メートルに五・六メートル、最小のものは三メートルに二メートルの楕円形の住居跡である。いずれも周溝は検出されず、三棟のみ炉を伴う。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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