思う壺(読み)オモウツボ

デジタル大辞泉 「思う壺」の意味・読み・例文・類語

おもう‐つぼ〔おもふ‐〕【思う×壺】

[連語]《「壺」は、ばくちさいころを入れて振る道具》意図した状態。たくらんだとおり。「相手思う壺にはまる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思う壺」の意味・読み・例文・類語

おもう【思】 壺(つぼ)

  1. ( 「壺」はばくちでさいころを入れて振るもの。多く「あたる」「はまる」などという動詞を伴う ) 予期した状態。目的としたところ。思う図。また、期待したとおりになること。思う笑壺。思うた壺。
    1. [初出の実例]「某(それがし)がおもふつぼにあたるところ」(出典浄瑠璃津国女夫池(1721)二)
    2. 「向ふの思ふ坪に陥(はま)って玩弄される計りだし」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android