思子(読み)おもうこ

精選版 日本国語大辞典 「思子」の意味・読み・例文・類語

おもう【思】 子(こ)

  1. ( 「子」は愛称 ) 自分が恋い慕っている人。恋人。思い人。
    1. [初出の実例]「鶯の待ちかてにせし梅が花散らずありこそ意母布故(オモフコ)がため」(出典万葉集(8C後)五・八四五)
  2. かわいがっている子。

おもい‐ごおもひ‥【思子】

  1. 〘 名詞 〙 かわいく思う子。いとしご。愛児
    1. [初出の実例]「父母のおもひ子にて、かた時も見え給はねば、おぼしさわぎ給ふ子なり」(出典:宇津保物語(970‐999頃)俊蔭)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「思子」の読み・字形・画数・意味

【思子】しし

子を思う。

字通「思」の項目を見る

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