思川村(読み)おもいがわむら

日本歴史地名大系 「思川村」の解説

思川村
おもいがわむら

[現在地名]塩沢町思川

鎌倉沢かまくらざわ川を挟んで吉里よしざと村の北にある。北は小栗山こぐりやま(現六日町)、東は思川新田。正保国絵図に「思河村」高二九〇石余。天和三年郷帳では高一一〇石四斗余。宝暦五年(一七五五)の村明細帳(小千谷市立図書館蔵)では田六町三反余・畑三町三反余。家数二六、男七一・女六三、牛一・馬一八。北の字山之腰やまのこしに曹洞宗天昌てんしよう寺がある。本尊釈迦如来。寺伝によると、もと実際じつさい庵と称し、泰澄作の正観音を本尊としたという。延徳二年(一四九〇)雲洞うんとう庵七世禅実を開山として寺号を改めた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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