思惑売買(読み)おもわくばいばい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「思惑売買」の意味・わかりやすい解説

思惑売買
おもわくばいばい

商品や証券などの売買について、将来の値上りや値下りを見込んで、(思惑で)売ったり買ったりすること。価格が値上りするという予想のもとで、購買者の注文増を期待して、商品などを生産地や問屋などと買い約束して手当てすることを思惑買い、強気買い、買い持ちなどといい、その反対にその価格が下落するだろうという見通しにたって、思惑で売りの約束をすることを思惑売り、弱気売り、売越しなどという。思惑どおりにいかなかった場合、これを思惑はずれという。一般に「投機」と同義であり、将来の相場の動きを予測して、リスクを勘案しながら利益をあげることを目的とした売買行為といえる。思惑売買は、先物(さきもの)取引、信用取引に多くみられ、思惑はずれによるリスクを防止するため、掛けつなぎが行われる。

[桶田 篤・前田拓生]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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