性が抜ける(読み)ショウガヌケル

デジタル大辞泉 「性が抜ける」の意味・読み・例文・類語

しょう・ける

本来性質形状などが失われる。
「帯も―・けた博多とメリンス腹合せと云う服装」〈小杉天外魔風恋風

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「性が抜ける」の意味・読み・例文・類語

しょう【性】 が 抜(ぬ)ける

  1. 本来の形状、性質が失われる。気力強度が衰える。
    1. [初出の実例]「Xǒno(シャウノ) nuqeta(ヌケタ) モノ」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 「帯も性の脱けた博多とメリンスの腹合せと云ふ服装であるが」(出典:魔風恋風(1903)〈小杉天外〉後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android