メリンス

デジタル大辞泉 「メリンス」の意味・読み・例文・類語

メリンス(〈スペイン〉merinos)

《メリノ種の羊毛で織ったところから》薄く柔らかい毛織物モスリン唐縮緬とうちりめん

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精選版 日本国語大辞典 「メリンス」の意味・読み・例文・類語

メリンス

  1. 〘 名詞 〙 ( [オランダ語] merinos )[ 異表記 ] メレンス 毛織物の一つ。細い梳毛糸で製した薄地で柔らかい織地。多くメリノ種の羊毛で織ったところからいう。また、それをまねたもの。モスリン。フクリン唐縮緬(とうちりめん)
    1. [初出の実例]「洋巾メリンス等の西洋物にますます落を取られて、我が木綿は見返るもの無きに至る」(出典:東京日日新聞‐明治一五年(1882)二月一四日)

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改訂新版 世界大百科事典 「メリンス」の意味・わかりやすい解説

メリンス

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百科事典マイペディア 「メリンス」の意味・わかりやすい解説

メリンス

モスリン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メリンス」の意味・わかりやすい解説

メリンス
めりんす

モスリン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メリンス」の意味・わかりやすい解説

メリンス

「モスリン」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のメリンスの言及

【毛織物】より

… 幕末から明治前期にかけて,薄地でしなやかで精緻なうえにきわめて安価な平織羊毛布地のモスリンがラシャの2倍以上も輸入され,これを唐縮緬(とうちりめん)と呼んで着物や帯や袴(はかま)の布地として広く愛用された。関西や業界では古くからモスリンと呼んでいたが,明治30年代から関東ではメリンスと呼んだ。明治前期,国内で無地のモスリン地に友禅染を施す技術が開発され,1896年(明治29)ごろからは原毛だけを輸入して国産モスリンの生産が飛躍的に増大した。…

【モスリン】より

…日本では幕末ころから梳毛糸のモスリンを輸入し,明治になってからは色無地のほか,あらかじめ友禅模様のデザインを送りそれを捺染したものを輸入したが,輸入の急増に刺激されて国産毛織物の道を開いた。これらは戦前は〈メリンス〉(毛用のヒツジ,メリノーmerino種の名に由来)または〈唐ちりめん〉と称し,捺染できる数少ない毛織物の一つとして和服の着尺,帯,襦袢,布団地などに広く用いた。斜文織(綾織)にしたものもありこれを〈綾モス〉という。…

※「メリンス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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