( 1 )上二段、四段のいずれか不明の例が多い。たとえば、「続日本紀‐神亀元年二月四日・宣命」に「恐み受け賜はり懼理(おそリ)坐す事を」、「古今‐仮名序」に「かつは人の耳におそり、かつは歌の心に恥ぢ思へど」、「今昔‐二九」に「兼て怖(おそ)り思ひ次(つづ)けて臥したる程に」など、連用形「おそり」がそれである。
( 2 )「恐(おそ)る」は古く上二段にも四段にも活用したが、上二段が古いと思われる。四段活用は院政期ごろまで用いられたらしく、ひきつづいて下二段活用も現われた。→おそれる(恐)
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...