( 1 )上二段、四段のいずれか不明の例が多い。たとえば、「続日本紀‐神亀元年二月四日・宣命」に「恐み受け賜はり懼理(おそリ)坐す事を」、「古今‐仮名序」に「かつは人の耳におそり、かつは歌の心に恥ぢ思へど」、「今昔‐二九」に「兼て怖(おそ)り思ひ次(つづ)けて臥したる程に」など、連用形「おそり」がそれである。
( 2 )「恐(おそ)る」は古く上二段にも四段にも活用したが、上二段が古いと思われる。四段活用は院政期ごろまで用いられたらしく、ひきつづいて下二段活用も現われた。→おそれる(恐)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...