疾疫(読み)シツエキ

精選版 日本国語大辞典 「疾疫」の意味・読み・例文・類語

しつ‐えき【疾疫】

  1. 〘 名詞 〙 悪性の流行病。疫病。えやみ。しつやく。
    1. [初出の実例]「疾疫咸却、年穀必成」(出典:続日本紀‐天平宝字二年(758)正月戊寅)
    2. 「疾疫(シツエキ)家々に蒲(みち)て貴賤苦む事甚し」(出典太平記(14C後)二三)
    3. [その他の文献]〔礼記‐月令〕

しつ‐やく【疾疫】

  1. 〘 名詞 〙しつえき(疾疫)
    1. [初出の実例]「疾疫(シツヤく)の難ことごとくおこりて、人民おほくわづらひし時」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)閏七月一一日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「疾疫」の読み・字形・画数・意味

【疾疫】しつえき

流行病。〔礼記月令〕(季春の月)夏令を行ふときは、則ち民に疾疫多く、時雨(くだ)らず。

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