デジタル大辞泉 「息だわしい」の意味・読み・例文・類語 いきだわし・い〔いきだはしい〕【息だわしい】 [形][文]いきだは・し[シク]《「いき(息)いたわし」の音変化》1 息が詰まるようである。「朝から籠っていた―・い病室を出て来た」〈秋声・爛〉2 息づかいが苦しい。息切れがする。いきどうし。「腹ふくれて―・しきとて、物言はるるも分明ならざりけるが」〈著聞集・七〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「息だわしい」の意味・読み・例文・類語 いきだわし・いいきだはしい【息】 〘 形容詞口語形活用 〙 [ 文語形 ]いきだはし 〘 形容詞シク活用 〙 ( 「息労(いた)はし」の変化した語 )① 息づかいがはげしくて苦しい。息切れがする。いきどうしい。〔色葉字類抄(1177‐81)〕[初出の実例]「すべて病人の息は〈略〉いきだはしいものでござる」(出典:滑稽本・浮世風呂(1809‐13)前)② 息のつまる感じがする。空気が悪かったりしてうっとうしい。[初出の実例]「お増は〈略〉朝から籠ってゐた息だはしい病室を出て来た」(出典:爛(1913)〈徳田秋声〉四四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例