デジタル大辞泉 「分明」の意味・読み・例文・類語 ぶん‐めい【分明】 [名・形動](スル)《古くは「ふんめい」とも》1 他との区別がはっきりしていること。あきらかなこと。また、そのさま。ぶんみょう。「分明な事実」2 明らかになること。「事実はすぐに分明した」[類語]はっきり・くっきり・ありあり・まざまざ・確しかと・明らか・際きわやか・定か・さやか・鮮やか・明瞭めいりょう・鮮明・顕著・顕然・歴然・歴歴・瞭然りょうぜん・亮然りょうぜん・判然・画然かくぜん・截然せつぜん・見るから・明快・平明・簡明・明晰・明白・明明白白・端的・めっきり・浮き彫り・クリア・明確・明解・自明・彷彿・鮮烈・一目瞭然・手に取るよう・掌たなごころを指す・紛まがう方ない・隠れもない・火を見るよりも明らか・目に見える・言わずと知れた・紛れもない ぶん‐みょう〔‐ミヤウ〕【分明】 [名・形動]《「ふんみょう」とも》「ぶんめい(分明)1」に同じ。「三千代の過去を―に認めた」〈漱石・それから〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「分明」の意味・読み・例文・類語 ぶん‐めい【分明】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 古くは「ふんめい」とも ) 他と区別がついてはっきりしていること。はっきりわかること。あきらかなこと。明白なこと。また、そのさま。ふんみょう。[初出の実例]「由レ是観レ之、道徳二字之義、自当二分明一」(出典:語孟字義(1705)上)「ノウ〔否〕イヱス〔応〕ともに分明(フンメイ)ならねば」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一一)[その他の文献]〔史記‐始皇本紀〕 ふん‐みょう‥ミャウ【分明】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 「ぶんみょう」とも ) =ぶんめい(分明)[初出の実例]「是照二二諦一分明縦任」(出典:勝鬘経義疏(611)歎仏真実功徳章) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「分明」の読み・字形・画数・意味 【分明】ぶんめい・ぶんみよう(みやう) はっきりする。唐・王昌齢〔長信宮詞〕詩 火は西宮を照らして、夜飮を知る なり、複に恩を奉ぜし時字通「分」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報