恵比須迎(読み)えびすむかえ

精選版 日本国語大辞典 「恵比須迎」の意味・読み・例文・類語

えびす‐むかえ‥むかへ【恵ヱ比須迎】

  1. 〘 名詞 〙 近世奈良で、正月二日または三日に、吉野村民が紙に刷ったえびす神の絵像を売り歩いたこと。
    1. [初出の実例]「漸々夜も明かたの元日に、たはらむかへたはらむかへと売けるは、板にをしたる大こくどのなり。二日の明ほのに、恵美酒(ヱビス)むかへと売ける」(出典浮世草子世間胸算用(1692)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 元日 実例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む