デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「恵隠」の解説 恵隠 えおん ?-? 飛鳥(あすか)時代の僧。推古天皇16年(608)遣隋使小野妹子(いもこ)にしたがって,南淵請安(みなぶちの-しょうあん),旻(みん)らとともに留学。舒明(じょめい)天皇11年(639)に帰国。翌年斎会(さいえ)で無量寿経を講義する。白雉(はくち)3年内裏にまねかれふたたび同経を説いた。質問者は恵資で,1000人余の僧がきいたという。俗姓は志賀漢人(しがのあやひと)。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例 Sponserd by
朝日日本歴史人物事典 「恵隠」の解説 恵隠 生年:生没年不詳 7世紀の入唐学問僧。近江国(滋賀県)滋賀郡の漢人。推古16(608)年9月,遣隋大使小野妹子に従って僧旻,南淵請安 らと共に学問僧として入隋し,31年間にもわたり留学。舒明11(639)年9月,新羅送使に従って恵雲と共に帰国し,翌年5月の設斎で『無量寿経』を講じた。白雉3(652)年4月にも,恵資を論議者(問者),沙門1000人を作聴衆(聴衆)として内裏で同経を講説した。<参考文献>『元亨釈書』16巻 (佐伯昌紀) 出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報 Sponserd by