情竇(読み)じょうとう

精選版 日本国語大辞典 「情竇」の意味・読み・例文・類語

じょう‐とうジャウ‥【情竇】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「礼記‐礼運」の「礼義也者、〈略〉所以養生送死事鬼神之大端也、所以達天道人情之大竇也」による語。「情」は人情、「竇」は穴で、出入りする所の意から )
  2. 礼儀のこと。
    1. [初出の実例]「一生情竇無機累 唯只春来四面花」(出典菅家文草(900頃)六・下山言志)
  3. 感情の起こるいとぐち。また、男女愛情のきざし。
    1. [初出の実例]「情はさまざまなれども、室家の情をおもしとするゆへに、情欲・情竇などいふ」(出典:読詩要領(1802))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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