惜しむらくは(読み)オシムラクハ

デジタル大辞泉 「惜しむらくは」の意味・読み・例文・類語

おしむらく‐は〔をしむらく‐〕【惜しむらくは】

[連語]《「おしむ」+接尾語「らく」+係助詞「は」。副詞的に用いる》惜しいことには。残念なことには。「有能な人材だが惜しむらくは人情味に乏しい」
[補説]「惜しむ」は五段活用であるが、下二段活用動詞などの終止形に付く接尾語「らく」を、後世、誤った類推によって用いたもの。

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精選版 日本国語大辞典 「惜しむらくは」の意味・読み・例文・類語

おしむらく‐はをしむらく‥【惜は】

  1. 〘 連語 〙 ( 動詞「おしむ(惜)」に、体言化する接尾語「らく」、さらに係助詞「は」の付いたもの。副詞的に用いられる ) 惜しいことには。残念なことには。
    1. [初出の実例]「惜(ヲシム)らくは未だ一紙を透(とほ)り得ず」(出典露団々(1889)〈幸田露伴〉九)

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