惣善寺(読み)そうぜんじ

日本歴史地名大系 「惣善寺」の解説

惣善寺
そうぜんじ

[現在地名]いわき市常磐湯本町 三函

観音かんのん山北麓にあり、下の寺で俗称される。涌泉山と号し、浄土宗本尊阿弥陀如来。大永二年(一五二二)良恩の開山で、領主若松紀伊守が建立したと伝える。本尊の木造阿弥陀如来坐像は県指定重要文化財。寄木造で膝裏墨書銘によれば、比丘善来が両親の菩提のため元徳二年(一三三〇)造立を始め、建武二年(一三三五)完成した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android