愛しがる(読み)ウツクシガル

デジタル大辞泉 「愛しがる」の意味・読み・例文・類語

うつくし‐が・る【愛しがる】

[動ラ四]かわいらしいと思う。かわいがる。
「松君のをかしうもののたまふを、誰も誰も、―・り聞こえ給ふ」〈・一〇四〉

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精選版 日本国語大辞典 「愛しがる」の意味・読み・例文・類語

いとし‐が・る【愛がる】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 形容詞「いとしい」の語幹接尾語「がる」の付いたもの ) かわいそうに思う気持、または、かわいく思う気持を様子に表わす。愛情をかける。
    1. [初出の実例]「爰に又、おうぢごのいとしがらせらるる孫がござるほどに」(出典:虎明本狂言・薬水(室町末‐近世初))
    2. 「彦右衛門も唯だ娘を可愛(イトシ)がって種々(いろいろ)の事見するのみ」(出典:いさなとり(1891)〈幸田露伴〉五)

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