世界大百科事典 第2版「愛山渓[温泉]」の解説 あいざんけい【愛山渓[温泉]】 北海道中央部,上川支庁管内上川町の南部にある温泉。石北本線安足間(あんたろま)駅より安足間川およびその支流ポンアンタロマ川沿いにさかのぼって21km,永山岳山麓の標高1030m付近にある。明治末に源泉が発見され,泉質は重曹泉,泉温46℃。アカエゾマツの純林に包まれた閑静な温泉郷に町営青少年の家が1軒だけで,大雪山の登山基地でもある。付近に雲井が原,沼の平などの高地湿原がある。【岡本 次郎】 出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報